y's memo

旅と技術のメモ

中国移動香港 CMHK 1-Card-2-Number Prepaid SIM Cardの中国ローミング

中国を旅行したときに中国移動香港SIMでローミングを利用したので使い勝手についてメモしておく。

利用した理由はローミングだと通信がブロックされることが無いためだ。VPNを利用してもいいのだがVPN自体もブロックされることがあることが実績でわかっていたので、それほど高くなく利用できるならローミングでもいいかなと考えた。

 

CMHK 1-Card-2-Number Prepaid SIM Cardを日本から購入できるところはいくつかあるので旅行前に入手しておいた。香港経由なら経由時に入手することもできると思う。

SIMのサイズはMini SIMとMicro SIMの両方があるの端末に合わせて入手することができる。

今回は購入時にお願いして開通作業をしておいてもらった。SIMロックがされていない端末なら日本から*#130#に発信しても開通できるらしい。

最初に66香港ドル分チャージされているが開通すると月の管理費6香港ドルが引かれる。

追加はVISAなどのカードを持っていればWebからできる。

 http://www.hk.chinamobile.com/en/prepaid_services/prepaid_services/prepaid-services-online-refill.html

以下のページで手順の詳細が分かる。

http://onemiletoheaven2.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/tool-china-mo-1.html

 一回で最大300香港ドル追加できて、今回は300香港ドル追加したのだが30%+10香港ドルのボーナスがついて実際には400香港ドル分が追加された。最初の60香港ドルと合わせて合計460香港ドルになった。

中国でのローミングはデータ通信の上限が38香港ドル/日(キャンペーン中)だったので通話などで利用しないなら12日間は利用できる。

中国移動は中国ではTD-SCDMAという独自の通信方式を利用しているため高速データ通信をするためには対応した端末が必要になるのだが、EDGE/GPRS(900)に対応している端末なら少し遅いがデータ通信をすることはできる。今回は以下のサービスを使ってあらかじめ購入しておいた。

http://www.cjenero.com/

中国ではわりとどこでも携帯電話を売っているので最初は持っている端末で対応して、着いてからTD-SCDMAの端末を購入するのもありだと思う。

 着いてからのデータ通信の利用方法だがSIMを入れてデータローミングをオンにすれば利用できるようになる。マニュアルを見てデータ通信を有効にするには*106*01#を発信する必要があるのかと思い発信してみたが既にオンになっているとの返信が来たのでデータローミングのオンだけで十分なようである。

通信速度や電波の状況だがTD-SCDMAは建物の中などは電波が届きにくいようで、ホテルの中などはEDGEでの通信となってしまう。また設備が少なく人の多いところ(地方の空港などではTD-SCDMAでつながっていても通信速度が遅くなる。

今回の旅行では山の中のお寺などにも行ったが圏外になることは無かった。サービス範囲はかなり広いようだ。

あと気がついた点は電池の持ちが非常にいい。テザリングをずっとオンにしたまま利用していたが十分一日電池が持った。TD-SCDMAは電力消費が少ないのだろうか?